簡単なブンデスリーガの紹介

 

ブンデスリーガは、世界最高レベルのプロリーグです。このリーグが組織されたのは、1964年にさかのぼります。ということで、1999−2000年の今シーズンが「36回目」のシーズンということになります。もちろんドイツサッカーは100年以上の歴史がありますが、そんなドイツでも、全国統一リーグが組織されたのは「36年前」でした。それまでは、地域リーグの勝者が全国選手権に集結し、そこでドイツチャンピオンを決めていたのです。

ブンデスリーガのチーム(クラブ)はすべて「ホームタウン」をベースにしています。もちろん都市の対抗意識など「代理戦争的な要素」もリーグを大きく盛り上げます。さて、20世紀最後の1999〜2000年シーズンが、1999年8月13日の金曜日に開幕しました。

たしかにドイツのサッカーは下降線だし、日本ではイタリアやスペイン、またイングランドのリーグに注目が集まっています。それでもまだまだ、ドイツのサッカーやそのコーチ養成システムに対する評価は高いです。ドイツサッカーでもっとも優れているところは、子供からプロまで、一貫した『コンセプト』に基づいてコーチングされていることです。そのシステマチックな構造は、疑いもなく世界有数です。最近のドイツサッカーは低迷しているし、若いタレントも多くは排出していませんが、ただそこには、『一貫したシステム』だからこその方向転換の可能性があります。きっかけさえつかめれば、一気に、コンセプトのベクトルを良い方向へ変えることができるでしょう。世界有数の「システマチック構造」だからこそできることなのだが、そこで行われている内容も含め、ドイツのコーチ養成コースも、日本でもまだまだ評価が高いようです。